短期間で英語力を向上させる効率的な学習法とは?
英語学習において、個人の目標やレベルに関わらず「出来ることなら短期間で効率的に習得したい」と思われる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「効率的な英語の学習法」について特に重要となる4つの観点からご紹介します。
これから英語を学び始めるという方だけでなく、今の学習法を見直したいという方も是非今後の参考にしてみてください。
1.単語の習得
どんなレベルの方でも、語彙力のデータベースを増やすのは絶対不可欠になります。
また、単語の意味自体は解っていても音では聴きとれないというケースが非常に多いです。
TOEICや英検対象の市販の単語帳を利用し、「意味」と「音」の双方で勉強することが必要です。
ほとんどの単語帳は音声がダウンロード出来ますので、何度も反復しましょう。
2.文法
「日本人は文法ばかり学校でやるから英語が話せないんだ!」という声をよく聞きますが、全くの見当違いです。
文法は単語と同じで、英語力の基本です。レベルに応じて、中学の英文法から学び直しをして、中上級者の方は、自身が苦手な文法の単元を強化することが必要です。
ちなみに、レベルに関わらず、日本人学習者が最も苦手とする単元は「冠詞・不定冠詞」「前置詞」「可算不可算、抽象名詞」等です。
3.基本動詞のイディオム習得
英語表現で先ず大切になるのは「動詞」です。
基本的な動詞を先ず10~20個選択し、そのイディオム(慣用表現)を習得して下さい。Haveの様な超基本の動詞でも、「持っている」というだけではない慣用表現がとても多いのに驚くと思います。
基本動詞のイディオムが使いこなせる様になったら大幅な表現力のステップアップです。ただし、暗記するだけでは直ぐに忘れてしまうので、自分で例文を作るなど、応用して反復することが何より重要となります。
4.リスニング・ディクテーション
初中級の方であれば、例えばTEDやVOAの音声を聴いて「大体の意味を理解する」という練習をすることが必要です。
音声を少しずつ切って、理解出来たら次に進む、という形です。その際には、自分のレベルとあまりにかけ離れた内容の音声を選ばない様にしましょう。とてもシンプルで簡単だ!くらいに思える音声が理想的です。
中上級の方であれば、ディクテーションが効果的です。一字一句書き取り、見直す、文章として完成させていく、もう一度聴いて確認する、というプロセスを踏むことで、音としての理解と、意味理解が一致していきます。
いずれの場合も、スクリプト(原稿)でしっかり内容を確認し、最終的には音読をして下さい。音読することで内容の理解、音の理解が確認できます。
5.まとめ
最近では英語教室でも、受講者の状況や都合に合わせた「オーダーメイド型授業」なども増えてきています。 短期間で成果を上げたい場合はそれらの教室やスクールを活用して、ご自身の苦手な分野や強化したい学習単位に焦点を絞って指導を受けてみるのもいいかもしれません。