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ギフトを渡すとき、受け取るとき、場面に応じた様々な英語フレーズまとめ!

今回は、贈り物(プレゼント・ギフト)を渡すとき、受け取るときに使える様々な英会話表現を紹介していきます。贈り物のやり取りは、親しい間柄、初対面、仕事絡みの場面など幅広いシーンで実際に体験することになります。それゆえ、適切な英語フレーズを使用して、お互い心地よいコミュニケーションができるようにしたいものです。せっかく、心のこもったプレゼントを用意しても、英語表現のせいで相手に誤解されては勿体ないですからね。

場面に応じた表現で贈り物をやり取りしよう

▼カジュアルなシーン
仲良しの友人、家族、恋人などにギフトを贈るシーンでおすすめできる、カジュアルな英語フレーズを紹介していきましょう。各フレーズ下の日本語は、なるべく日本語話者のニュアンスと合致するように、直訳とは逸脱して翻訳しています。

・I got you something. I hope you like it.
渡したいものがあるんだけど、気に入ってくれるといいな。
Look what I have for you!
見てーこれあげるねー!
・I thought you might like this for...
これきっと好きだと思うんだけどなー...
・Happy Birthday! [Happy Anniversary!] Here's a little gift/present for you.
誕生日おめでとう!(記念日おめでとう!)お祝いのプレゼントだよー。
・[Handing present to someone] Enjoy!
(相手にプレゼント差し出しながら、あるいは相手にポンと手渡した直後)どうぞ!/ほらっ!
・It's only something small, but I hope you like it.
ちょっとしたものなんだけど、気に入ってくれるといいなー。
・Here's a little present for you.
ちょっとしたものだけど、君(あなたに)にプレゼントだよ。
・Guess what I bought you! (プレゼントを見せながら)何買ってきたと思う!?/これなーんだ!?渡したいものがあるんだけど、気に入ってくれるといいな。

何点かポイントを挙げていくと、「I hope you like it」(1フレーズ目)はまさに英語らしい表現ですね。日本語では「好きかどうか分からなかったけど…」というフレーズを多用しがちですが、英会話上の慣習はそうした不安要素よりも、気に入ってもらえることを「希望」的に捉えた表現を常用しています。
また、5フレーズ目の「Enjoy!」はちょっと雑な表現に感じるかもしれませんが、実はカジュアルな仲では頻繁に使われる表現です。例えば、友人宅の小さな子供にプレゼントを渡すときに、この表現を使ってみるのはどうでしょう?活発に動き回る子供に不慣れな英語で話しかけても、そうそうタイミング良く相手にしてもらえないかもしれません。それなら、勢いよく「Enjoy!」とプレゼントを笑顔で差し出せば、相手もニッコリと天使のような笑みを浮かべてくれるに違いありません!

▼フォーマルなシーン
次は、結婚式の席やビジネスの会食など、かしこまった場面での決まり文句を紹介しましょう。

・[Name], I'd like to give you this present/gift.
〇〇様、こちらの品を差し上げます。
・[Name], This is a present that I/we/staff got you.
〇〇様、こちら、私(我々)からの贈り物でございます。
・I'd like to present you with this...(very formal, used when giving an award or special present)
あなたにこの○○を謹んでお贈りします。
(かなり丁寧で、賞や特別なギフトを贈る場面で使います。)
・In the name of [〇〇], I'd like to give you this present. (also very formal)
〇〇(贈り主の代表者や団体)の名のもとに、こちらの品をあなたに進呈いたします。
(同様にかなり丁寧な表現。式典などでよく耳にするでしょう。)
・Here is a token of our appreciation.
(贈り物を相手に見せながら)こちらが我々の感謝の印となっております。

以上、いくつかの英語フレーズを挙げましたが、特に式典の司会者やプレゼンターでもない限りは、1番目のフレーズ「I’d like to give you 〇〇…」が最も汎用性が高くておすすめです。

贈り物を受け取るときの英語フレーズ

続いて、プレゼントを受け取る際のおすすめ英語フレーズを紹介していきますが、実はどんな状況でも使える万能の表現が存在します。それは、笑顔とともに心からの「thank you」です。シーンを選ばず、どんな相手に対してでも、このフレーズに頼ればコミュニケーションで間違いが起きることはないでしょう。
しかし、手を胸に当てて思い返してみてください。英語ネイティブスピーカーに親切にされる度に、「thank you」しか口に出てこないもどかしさを…。ほんのわずかでも「もっと他の表現ができたら…」と脳裏をよぎった経験があるなら、ぜひ以下で紹介するフレーズより、気に入った表現を取り入れてみてください。(各フレーズ下の日本語は、リアル感が出るようにニュアンス重視で翻訳しています。)

Thank you so much!
本当(マジで)ありがとう!
That's so kind!
本当(マジ)ありがたいです!
You shouldn't have!
いいのにー!(笑顔とハイテンションで)
Thank you! It's beautiful.
ありがとう!これ最高だね!
I love it! I'll put it on/hang it up/... immediately.
(服やアクセサリーが)すごく気に入ったよ!(着用準備をしながら)さっそく着る/着けるねー。
That is so thoughtful of you. It matches my...perfectly!
そんな親切にしていただけるなんて…。(自分に合っていて)完璧/ばっちりです!
Thank you. I really needed a...
ありがとう。本当に〇〇欲しかったんだよ。
Fantastic! I've been thinking about getting a...
すごーい!ずっと〇〇欲しい欲しいと思ってたんだよー。
Guess what I bought you!
これ本当に(ガチで)欲しかったやつです。おかげで〇〇できます。
How kind of you! I've always wanted to see...in concert/at the movies/at an exhibition.
もう感謝しかないよ!(コンサートで/映画館で/展示会で)ずっと〇〇を観たかったから!
Wow! This is a dream come true! Tickets for...
やばい!夢がかなっちゃう!(行きたかった/観たかった)〇〇のチケット!

紹介フレーズは以上となりますが、何点か補足しておきましょう。
3フレーズ目の「You shouldn’t have!」については、一見「これがお礼?」と不思議に感じた人もいるかもしれませんね。短いフレーズですが、大まかに全体像を書き表すと「You shouldn’t have done that to me」となり、「わざわざプレゼントまで買わないでよかったのに。(悪いわねー)」といった意味合いになります。もう気付きましたか?実は、日本語の会話でよく使うタイプの表現だったんですね。そこで上記の通り、この「You shouldn’t have」を使用するときは、必ず笑顔と喜びのトーンで話すようにしてください。暗く深刻なトーンで話してしまうと、「君はプレゼントなんか僕に買うべきではなかったんだ(僕らはもう別れたじゃないか…)。」のようなニュアンスが生まれてしまい一大事です。

次に、4番目のフレーズでは、「beautiful=美しい」が使用されています。もしかして、花や景色でなければbeautifulは使わないだろうと思いましたか?実は、beautifulは素敵な贈り物に対して、かなり使用機会の多い言葉なのです。プレゼントに感激したなら、「素敵、最高」といったニュアンスで積極的にbeautifulをチョイスして感動を伝えましょう。

そして、7~11番目のフレーズは、表現の細部こそ違いますが、いずれも「ちょうど欲しいと思っていた」「前々から欲しいと切に願っていた」という情報を感謝とともに伝えています。

贈り主への感謝を表現しよう

英語表現で先ず大切になるのは「動詞」です。
基本的な動詞を先ず10~20個選択し、そのイディオム(慣用表現)を習得して下さい。Haveの様な超基本の動詞でも、「持っている」というだけではない慣用表現がとても多いのに驚くと思います。
基本動詞のイディオムが使いこなせる様になったら大幅な表現力のステップアップです。ただし、暗記するだけでは直ぐに忘れてしまうので、自分で例文を作るなど、応用して反復することが何より重要となります。

4.リスニング・ディクテーション

やはり贈り主としては、相手がどういう反応をするか大なり小なり気になってしまうもの。そうした状況で、「あなたのチョイスは自分にとって最高のものだった!」と相手に伝えることができれば、それは単なる「thank you」を超えた感動を2人の間で育んでくれるでしょう。

※本文はhttps://www.thoughtco.com/giving-and-receiving-presents-in-english-1212057を参考に、日本育ちの日本語話者として筆者の独自見解も交えてまとめています。