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HSTの取り組み

編集方針

HSTウェブサイトリニューアルに際し、改めてHSTの編集方針やテーマ選定などについて説明したいと思います。

弊社キッズ・コーポレーションは2005年にHSTを創刊して以来、17年以上にわたって高校生の視点に立って最新の時事問題、社会事象などを分かりやすく紹介してきました。高校生にとって社会の動きを幅広く理解することは、幅広い教養が身につくだけでなく、将来の進路や生活設計に大きな役割を果たすものと確信しています。

HST作成にあたっては、弊社担当者と各分野で貴重な社会経験を積んでこられた新聞記者やそのOB、大学の先生方や雑誌編集者などで編集委員会を構成し、高校生に読んでいただきたい最新の情報、これだけは知っておいて欲しい問題などを議論し、7~8本の記事を選定してHSTの紙面に反映しています。現行の執筆は、4~5人で手分けして原稿にまとめています。このため、記事ごとに雰囲気が少しずつ違ったり、論調が少々異なったりすることがあります。こうしたことを考えながら読んでいただくと、新しい発見があるかもしれませんし、読解力が高まるかもしれません。

テーマ選びの大変さ

タイムリーな時事問題や社会問題を取り上げ、高校生に幅広い考え方を身に付けてもらう、というのがHSTの目的ですが、実は掲載にふさわしいテーマを選定するのは大変な作業です。執筆陣が経験した高校時代はかなり以前のため、テーマ選びは現在の高校生にとって関心が深いと思われるものを選び、事象を紹介するだけでなく歴史的背景などについても触れています。さらに、取り上げるテーマが単なる事件の論述だけでなく、将来に及ぼす影響などについても触れています。こうした編集方針がHSTの大きな特徴です。

「よし、このテーマで原稿を書こう」と決まったら、執筆作業の半分くらいが終わったといっても過言ではありません。HSTを読んで下さる皆さんから、「こんなテーマが面白い」とか「高校生の関心事はこんな問題だ」と教えていただけたら大変ありがたいです。これを読んでいる先生方も私たちと一緒にテーマ探しをしませんか?

あらゆる情報を参考に「テーマ探し」

わたしたちの周りには情報があふれています。テレビ、パソコン、スマートフォン、新聞、雑誌などから情報が洪水のように溢れ、そのすべてに目を通すことは不可能です。多くの情報の中から、自分に役立つ情報か否かをより分けるには、それまでに培った幅広い知識、言い換えれば「教養」が必要なのかもしれません。

私たちも、当然のことながら膨大の情報の中から、HSTで取り上げるべき情報を探します。たとえ、扱いが小さな情報でも「起・承・転・結」を踏まえて原稿にまとめると、面白いものになる可能性があるので見落とすわけにはいきません。

つまり、その問題の歴史的背景を考えながら、現在こんなに問題が大きくなった原因を考えます。そして、これに類似した問題は他にないのだろうか?国内だけでなく、海外に目を向けたらどうだろう、そして、将来はどのように展開するのだろう?といったように考えます。

些細な出来事からでも、奥行きも幅も、深く広い原稿、立体的な原稿を書くことは可能だと、私たちは考えています。

これまでとこれからのHSTの活用を

私たち執筆陣は、予測困難な時代である、今、起きていることをしっかり整理し、高校生に伝えていく努力を、今後も続けていきます。

これからのHSTに期待していただきたいのはもちろん、ぜひ先生方にはこのWEBサイトで会員登録をして、過去の発行号からも生徒さんが学べる記事を見つけ、教材としてもお使いいただきたいと思っています